Raspberry Pi 3の初期設定

前回OSインストールまで終わったので、続きから。

pi015.jpg

今回は初期設定をしていきたい。
設定する内容としては、下記項目がある。

 ・Wi-Fi接続
・アップデート
・SDカードの領域解放
・piユーザのパスワード変更
・ロケールとタイムゾーン
・SSH有効化
・IPアドレスの固定化


むむ、道のりは長そうだ。
気合い入れて行かなければ!


Wi-Fi接続


何はともあれ、ネットワークに繋がなくては何も出来ない。
有線接続はポートの空きがなかったこともあり、Wi-Fi接続を試みる。

まずは無線のインターフェースが認識されているかを確認。

 $ ifconfig
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr

lo Link encap:Local Loopback

wlan0 Link encap:Ethernet HWaddr


wlanがあるので、やはり無線は内蔵されているようだ。

それではここからWi-Fiの設定をしていく。
Wi-Fiの設定と言っても特別なことは何もなく、
通常通り、SSIDとパスフレーズを設定すれば良い。

とは言いつつ、やり方は分からなかったので、下記サイトを参考にさせて貰った。
ありがとう御座います!

参考:Raspberry Pi 3を買ってMacを使ってWiFi接続とSSHの接続するまで

下記コマンド実行にて、Wi-Fi設定が「wpa_supplicant.conf」に書き込まれる。
SSIDとPASSPHRASE部分は自宅のWi-Fi環境に合わせて変更する。

 $ sudo sh -c 'wpa_passphrase [SSID] [PASSPHRASE] >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'


プロンプトが返ってきたら、下記コマンドで確認する。

 $ sudo cat /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="SSID"
#psk="xxxxxx" ←ここに生パスワードが表示されている
psk=b83f・・・・・
}


忘れた時の親切設計だろうか?
生パスワードがコメントとして記載されている。

これは削除せねば!!!
忘れずにviで編集して、一安心。

それでは一旦再起動をして、Wi-FiルータからDHCPでIPアドレスが取れるか確認してみる。

 sudo shutdown -r now


再起動後、再びifconfigで確認。

 $ ifconfig
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr

lo Link encap:Local Loopback

wlan0 Link encap:Ethernet HWaddr
inet addr:192.168.1.XX Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0


よし!IPアドレスがちゃんと取れているな!
これでとりあえずネットワークには繋がったので、ここからが初期設定の本番だ。


アップデート


ネットワークが繋がったので、さっそくアップデートに入る。
アップデートのやり方はDebian系なのでapt-getを使用すれば良い。

[1] 更新リスト取得
 sudo apt-get update


[2] ソフトウェア更新
 sudo apt-get upgrade


[1]、[2]の順番で実行し、プロンプトが返ってくれば完了。


SDカードの領域解放


アップデートも完了したので、ここからは初期設定に入る。
まずはSDカードの余っている領域を開放する。

初期状態ではSDカードにあまりの部分が出来てしまい、
すべての領域を使用していないことになっているので、開放してあげる必要がある。

まずは下記コマンドを入力する。

 sudo raspi-config


「raspi-config」とはRaspbian(OS)の初期設定が対話的に実施できるコマンド。
これを使えば初期設定は楽ちんである。

画面はこちら。
メニューを選択してYes or Noを選んでいく感じ。

pi016.JPG

SDカードの領域解放は[1 Expand Filesystem]を選択する。
矢印キーで移動し、Enterで選択する。

Enterを押すとダラララっと文字が走って下記画面に切り替わるので「OK」を押す。

pi017.JPG

元の画面に戻れば終了。

最終的に再起動をしないといけないのだが、
すべての設定が終わってからまとめてしようと思うので、割愛。


piユーザのパスワード変更


次にpiユーザのパスワードを変更する。
デフォルトのままでは危険なので変更は必須である。

カーソルを[2 Change User Password]に移動させてEnterを押下。

pi018.JPG

piユーザの新しいパスワードを入力しろと言われるので「OK」を押す。

pi019.JPG

新しいパスワードを2回入力する。

pi020.JPG

2回とも同じパスワードを入力できたら、下記画面に遷移するので「OK」を押す。

pi021.JPG

元の画面に戻れば終了。

実はここにパスワード変更があることを知らず、passwdコマンドで実施してしまった。
でも問題なく変更は出来ているので、こちらのやり方も記載しておく。

 $ passwd
Changing password for pi.
(current) UNIX password: # 現在のパスワードを入力
Enter new UNIX password: # 新しいパスワード1回目入力
Retype new UNIX password: # 新しいパスワード2回目入力
passwd: all authentication tokens updated successfully.


最後のメッセージがちゃんと表示されれば変更はOKである。


ロケールとタイムゾーンの変更


次にロケールとタイムゾーンの変更をする。
ロケールはどちらでも良いと思うが、タイムゾーンは日本に合わせておいた方が良い。

まずはロケールを変更する。

[4 Localisation Options]を選択。

pi022.JPG

[I1 Change Locale]を選択。

pi023.JPG

デフォルトでは「en_GB.UTF-8 UTF-8」になっているので、
これを「ja_JP.UTF-8 UTF-8」に変更したい。
つーかGBって?グレートブリテンかな?

pi024.JPG

デフォルトの[*]印が入っているところにカーソルを合わせ、
スペースキーでチェックを外す。
[ ]と何もなくなればOK。

pi025.JPG

カーソル位置が反転していて解りづらいが、
上記がチェックを外した状態。

次に「ja_JP.UTF-8 UTF-8」にカーソルを合わせ、
スペースキーでチェックを入れる。
チェックを入れ終わったらTabキーにてカーソルを移動させて「OK」を押す。

pi026.JPG

最後に「ja_JP.UTF-8 UTF-8」にカーソルを合わせてEnterを押す。

pi027.JPG

元の画面に戻れば、ロケールは終了。


次はタイムゾーンの変更に移る。
同様に[4 Localisation Options]を選択。

[I2 Change Timezone]を選択。

pi028.JPG

「Asia」を選択。

pi029.JPG

「Tokyo」を選択。

pi030.JPG

元の画面に戻れば、タイムゾーンも終了。
ここで後々の設定に支障が出そうなので一旦リブート。


再起動が完了したので、ついでにキーボードレイアウトも変更しておく。
同様に[4 Localisation Options]を選択。

[I3 Change Keyboard Layout]を選択。

pi031.JPG

なぞなエラー??

pi032.JPG

キーボードが繋がっていないからだろうか?
問題なく入力できているのでまぁいいや。
このまま終了。


最後に念の為「Wi-Fi Country」も設定しておく。
同様に[4 Localisation Options]を選択。

[I4 Change Wi-Fi Country]を選択。

pi033.JPG

「JP Japan」にカーソルを合わせてEnter。

pi034.JPG

そういえば再起動したので、言語が日本語になっているな。
合わせてレイアウトがガタガタに・・・。

設定確認をOKして完了。

pi035.JPG


SSH有効化


デフォルトではSSHは無効化されているので、有効化する。
前までは「Advanced Options」にあったらしいが、見当たらない。

pi036.JPG
pi037.JPG

バージョンアップされて場所が移ったんだろうと探してみると、
[5 Interfacing Options]の中にあった。

pi038.JPG

[P2 SSH]にカーソルを合わせてEnter。

pi039.JPG

SSHサーバを有効にするか聞かれるので「OK(はい)」を押す。

pi040.JPG

設定確認をOKして完了。
ここでSSHの状態を見たいので一度再起動。

起動後、netstatでLISTEN状態を確認。

 $ netstat -ant
稼働中のインターネット接続 (サーバと確立)
Proto 受信-Q 送信-Q 内部アドレス 外部アドレス 状態
tcp 0 0 0.0.0.0:22 0.0.0.0:* LISTEN
tcp6 0 0 :::22 :::* LISTEN


よしよし、問題なさそうだな。
念の為接続確認。

pi042.JPG

あっさりと繋がる。これで一安心。


IPアドレスの固定化


SSHも繋がったので、IPアドレスをDHCPから固定にすれば初期設定は完了である。

IPアドレスの固定は「/etc/network/interfaces」に記載すればOKとのことだったので、
念の為catで中身を確認してみる。

 $ cat /etc/network/interfaces
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)

# Please note that this file is written to be used with dhcpcd
# For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf'


# Include files from /etc/network/interfaces.d:
source-directory /etc/network/interfaces.d


何やら赤字部分に注意書きが・・・。
static IPは/etc/dhcpcd.confに設定しろ的な?
詳しくは「man dhcpcd.conf」を見てね的な?

調べてみると、どうやらバージョンアップで固定IPの書き方も変わったらしい。
色々と変更が加わってるのね。

対象ファイルもわかったところで、早速viで編集。

 $ sudo vi /etc/dhcpcd.conf


一番最後に下記内容を追記する。

 # Configration wlan0
interface wlan0 # 対象インターフェース
static ip_address=192.168.1.XX/24 # 固定IP
static routers=192.168.1.YY # デフォルトGW
static domain_name_servers=192.168.1.ZZ # DNSサーバ


保存したら再起動して、固定IPになっているかの確認をする。

 $ ifconfig
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr

lo Link encap:Local Loopback

wlan0 Link encap:Ethernet HWaddr
inet addr:192.168.1.XX Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0


赤字部が設定した固定IPアドレスに変更されていれば完了!

今回は楽しかったが、疲れたー・・・。



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